ラビット其の2です。
ラビットは特にS301は構造が簡単で部品も入手し易く、
ほとんどのお客様がご自分で修理されます。
今回は高齢に方で、プラグ交換やコンタクトブレーカーの調整など簡単なことはご自分でされますが、セルモーターが回らないのは手に余ったようです。
さっそく点検してみます。まずはバッテリー電圧は正常です。スターターボタンを押すとカチカチとリレーから音がします。スイッチは正常と考えました。次にスタータースイッチを押してリレーのA端子の電圧を計りました。正常です。となったので、ブラシを疑いました。A端子から配線を外し車体間との導通を調べます。導通がありません。これはブラシです。
ブラシを確認すべく分解していくと、いつもの通り錆びたり複数回の取り外しでつぶれたボルトがあります。
今回は某部品屋さんお勧めの工具を使ってみました。
先端を渦巻き状に削ってあります。
この様なものが大小3本セット。
なるほどね・・・・と思いますが・・・・どうでしょうか?
インパクトドライバードライバーのように使います。
見事に外れました。
工具が新しいのでしっかりと食い込んだようですが、使い続けるとどれぐらい持つでしょうか。
インパクトドライバーが引っかからなくなったようなボルトには効果があるかもしれません。
また、穴を開けて逆タップを使う前には試してみたい工具ではあります。
ブラシとホルダーはこのような状態。
写真では分かり難いですがオイルと埃でブラシが固着したような状態で、スプリングが押してもブラシは出てきません。
勿論ブラシも減っています。
この状態でも充電はしているし、オイルまみれでも走れます。
ラビットは構造が簡単なためか、壊れません。
小生も20年程前にラビットを所有して、オッサン達とスーパー林道を走っておりました。
スーパー林道林道を私なりに一生懸命走っても壊れません。丈夫です。
「このオートバイが新車だった頃、日本の道はこんな道ばっかりだわだ。スーパー林道ぐらいいけるでよ。」
諸先輩方のお言葉です。
その先輩方も今や高速道路や立体駐車場で逆走しそうになるお年頃です。
若い衆よ、時間がたつのは早いでよ。
出来るうちにオートバイに乗って壊して遊ばんか!
さて、話は逸れてしましましたが、右がすり減ったブラシで、左が今回購入した新品のブラシ。
エエですね。今やネットで部品が手に入る。
30年前は車の電装屋に行って貯めてある中古のブラシの中から使えそうなものを探したり、似たようなものを削って使っておりました。
放ってある部品の中から探すので、使えるものが見つかってもどんな車の物か分からないので新品も注文できず、毎回のように電装屋での発掘作業でした。
ブラシの交換は終わりましたが、オイルまみれになった原因を治さなければいけません。
ここからオイルが洩れています。
一次圧縮は大丈夫なんでしょうか。
右が漏れるってことは、左も漏れている可能性があります。
シールには使用目的によって種類があるはずですが、よく分からないので、すぐに入手できるものを買ってきました。。
圧入時壊してはいけないので、予備に一個余分に買いました。
組立後試運転をしました。
快調に走ります。
しかし、快調に走っているといきなり1kmほどの距離をまるで煙幕か狼煙のように白い煙を吐き出しながら走りました。
これは多分左側のシールからチェーンケースのオイルを吸い込んだ?
その後は煙もほとんど無く快調に走りました。
左側のシール交換にはエンジンの分解が必要なため、
暫く様子を見ることでお客様は乗ってかえられました。
話は変わりますが、今回ラビットの試運転で原付自転車の速度制限って必要やなと感じた次第です。
たった20年でも道路状況やら周りの車の動きの変化が怖いです。
やっぱりエンジンはともかく、ブレーキとサスペンションは良いのが欲しいです。
次にラビットを所有するときは、幹線道路を走るのはやめようかと思いますわ。

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