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猿その後

 昨年末、愚息がハーネスで悩んだモンキーその後です。

結局ハーネスの修理は手間がかかるので、作り直しをしました。

無事プラグに火が飛ぶようになったので、次は気化器の洗浄と各ジェット類の確認を申し付けました。

しばらくすると、

「気化器のそこら中からガソリンが出てくる。」

と訴えて来よりまして、見てみると確かにガソリンが出てきます。

 このキャブレターですが、エンジンと干渉するためにオーバーフローのドレンパイプを切り取って穴を埋めてあります。シリンダーのフィンも削っております。ここで気づけば以後の手間は必要なかったんですが・・・・小生もまだまだです。

 ドレンパイプが繋がっていればオーバーフローするとそこからガソリンが出てくるはずですが、穴を塞いでいるので他からガソリンが出る!と考えてバルブとフロートの点検です。

 愚息はフロートはキレイに洗っておりましたが、フロートを振ってみるとチャプチャプ音がします。フロートに穴が開いてガソリンが入り比重が大きくなっています。古いオートバイではいつもの事です。

ガソリンを出してハンダで穴を塞ぎお湯に浸けて、漏れを確認します。小さい穴が無数に開いています。

殆ど全体に穴があいています。

 

 殆ど全体にハンダをして、湯に浸けると空気漏れは無くなりました。

これで大丈夫!とガソリンを入れてみると今までと同じ症状です。

油面が高いのか?と油面を下げます。

数回油面を動かすと、ガソリン漏れがとまりました。

よっしゃ、よっしゃ。後は取り付ければOKと思い、確認のためにフロートチャンバーを外してみるとガソリンが入っていません。チャンバーを付けてホースを口で吹いてみるとバルブが閉まっているようで空気が流れません。

これはチャンバーがフロートを持ち上げてバルブを閉めています。これはいけません。

口で吹いてガソリンが流れるようにフロートを調整します。

調整後、ガソリンをながしてみます。相変わらずそこらじゅうからガソリンが出てきます。

もしかしたらハンダが重くて比重が大きくなって、フロートが浮かない?等と考えてしまいます。

フロートを修理する前に部品屋さんに聞いてみるとこのフロートは販売中止との事だったので、なんとかしなくてはなりません。

フロートを目の前に置いてコーヒーを飲んでいると「あれ?このフロートってCBと一緒ちゃう?」

早速ホンダのHPを開いて注文してみるとこれも販売中止です。

ここで活躍するのが、30数年貯めたガラクタです。

CBの気化器も6個ありました。しかし長い間部品取りに使われたため完全な形の物は2個しかなく、フロートも3個だけ。おまけに全部穴あきです。湯に浸けてその中でも穴の少ない物を選びます。

穴の少ない物と言っても五十歩百歩です。

早速穴を埋めて試してみました。

何も変わらずそこらじゅうからガソリンがもれます。

どうしよう?ハンダが重い?

 ハンダが重いのなら、薄い真鍮版で蓋をしよう!

とフロートの穴の多い部分を切り取って手に持った真鍮版をハンダ付けをしてみました。

真鍮版です。ハンダより軽いはずです。

しかし、油面が変わるほど比重は変わるんでしょうか

・・・・やっぱり結果は一緒で、そこらじゅうからガソリンが出てきます。

???ほんまにフロートの比重が大きいのか?

浮力を測る術は無いので、正常なフロートと一緒にガソリンに浮かべてみました。

浮いた感じは同じです。

比重は関係ないようです。 

さて、困りました。

 どうしよう?バルブ以外からガソリンは流れていないか?

何処から流れる?

絵を描いて仕組みを考えてみても、バルブ以外から燃料は流れません。

何処から流れてくるか実際に見てみたい。

 ペットボトルを切ってフロートチャンバーにして、ガソリンを流してみます。

 なんと、油面はほぼ正常です。

バルブ以外からはガソリンは流れてきません。

これは、フロート室の空気が抜けてないのでは?

 

 オーバーフローのドレンの穴を開けなおし、パイプを付けなおしました。

これで、空気は抜けます。

 オーバーフローはとまりました。

いつものように油面の調整をします。

これで出来ました。めでたしめでたし。

と思いましたが、数年前はドレンを塞いだ状態で走っていたはずです。

当然ですが、他にも空気抜きの穴は有るはずです。

 これがそうです。

アイドリングのアジャストスクリューの上にある真鍮のパイプが左右にあります。

下側に小さい穴が開いております。

 

愚息に洗浄と各通路の確認を申し付けましたがここは確認してなかったようです。

 

もう一回気化器のお話をする必要があるようです。

愚息は今XRのシリンダーヘッドを修理しておりますが、まだまだ小生の確認が必要なようです。